カナダ買付旅2022。久しぶりに旅に出ることにしました。

カナダ買付旅2022

カナダ買付旅2022。久しぶりに旅に出ることにしました。

コロナ禍のあれこれを語るのもとっくに飽きて、それぞれの事情があることなので善いも悪いも言いっこなし。ということを前提にして(賛否あるかと思いますが)

カナダに行ってきます!!!!

2022年3月9日(水)18時成田発ANAバンクーバー行き
陰性証明を引っさげて乗り込みます。

 

 

コロナが世界を席巻してから、ぼくたちは様々なものと分断されてしまいましたね。それらがもたらしたものは幸も不幸も、人により様々なことでしょう。

ぼくは長野県の田舎地域で古旅館のシェアハウスと古物商を生業としていて、コロナが始まってシェアメイトの9割が退去してしまった!!と絶望を感じた矢先、逆に新たな物語を求めた新たなメンバーで満室になっていたり。

古道具などの販売イベントが軒並み中止となっていく中で、お家需要の高まりで食器や家具の需要も比例して上がっていったり。

できることとできないことを振り分けて、社会のルールやフォーマットに則りながら、変えることと変えないことと向き合うことがフリーランスや商売人には求められた時代だったのだと思います。

今まで生き残れたことで、レベルアップしたことは間違いないぜ。同志たち。

旅と買付、地域古物収集販売を行う【旅する古物商-hito.to-】では、海外で買付た食器たちをイベント販売することを中心としていましたが、コロナを機に地域古物の収集を強め、古物商たちの取引が行われる古物市場にも足を運ぶようになり、大きな倉庫を借りて古家具や古道具の販売を開始しました。

買付に行けない代わりに、旅の中でご縁をいただいたベトナムの小売店のおばちゃんと、窯元さんからベトナム食器の輸入を開始して商品を揃え、首都圏でのポップアップ販売を開始しました。

どちらも、コロナによる分断がなければ行き着かなかったであろうアウトプットの形だったのだと思っています。

 

というところで、ぼくは明日からカナダへ旅に出ます。理由は

✔︎2年間で底をついたアンティーク食器を買い付ける
✔︎カナダ現地からアンティーク食器を送ってくれる仲間と出逢う
✔︎カナダ現地で日本の食器を販売してくれる仲間と出逢う

の3つです。
2018年1月にカナダに旅に出たことがきっかけでhito.toの活動を開始した!ということもあり、カナダでの買付はぼくにとってとても特別な行動で。
コロナで分断されたあれこれを再開させる儀式のような感覚でもあるのです。

今回カナダ渡航にあたり、コロナ禍やウクライナ情勢が絡まり、面倒で且つ通常よりも割高になっていることが多いんですが、、
コロナ以後に差し掛かる以前のいまに、旅に出る意義や経験が生まれそうな気がします。

この情報化社会の中でも、いまだに「モノが海を渡る」ということは大変に労力がかかることなんですね。

今後は、世界中でモノを売り買いしたり、モノとモノを交換するような仲間を募っていきたいと思っています。
その地では価値が見出されないモノも、海を渡れば価値が見出されることが往往にしてあり得ます。

その地よりも価値を見出してくれる地にモノが渡り、人の暮らしの一部となる。
例えば、日本では引き取り手のいない漆器や価値が落ちている骨董や
フランスの蚤の市で投げ売られている朽ちかけた蛇口や
ぼくたちが輸入しているベトナムのバッチャン焼きも。

空き家の再生と同じく、埃が被り時代と共に価値を置き去りにされてしまったモノたちを愛でて、磨き、また愛してくれる人へと届ける。

そんなことを生業としたい仲間を探しに行こうと思っているのです。

今回の旅ではどんな物語が生まれるでしょう。
先日募集をさせていただいたバンクーバーの在住の方たち10名くらいとお逢いしてきます。それぞれの人生のお話を伺いながら、アンティークたちを掘り出す時間を愉しみたいと思います。

ぼくたちはモノではなくて、物語を売ることを生業としています。
モノが人を繋ぎ、人がモノの物語を紡いでいくのです。

そんなエモいことを書きながら、、本当はそもそも出国できるかどうかすら自分がいますが、、弱音はまた次の機会に吐くこととします。笑

果たしてカナダで無事買い付けはできたのか、、、! こちらからどうぞ♪