長野県の宿場町を拠点に、ご近所から世界のどこか!から旅してきたローカル&グローバルアンティークを扱う「旅する古物商-hito.to-」です。
この度は、ぼくたちがベトナムから貯金を使い果たしてドキドキワクワクの初めてのコンテナ輸入を敢行して日本に迎えることのできた、、アンティークドアにご興味をお持ちいただきありがとうございます!
あいさつが長くなってしまうので、まずは卸販売についての詳細を記載しておきますのでご一読いただき、購入したい!と思っていただける方は、ぜひ長野県塩尻市奈良井の倉庫までお越しください。
【販売するモノ】
ベトナムのフランス植民地時代に建造されたフランス建築で使用されていたアンティークドア/窓/アイアンフレーム
※全て現状渡しとなります
【材質など】
ベトナムは多湿で雨が多いこともあり防腐性の高い材質の木材が使用されており、重厚なモノが多いです
主な木材:アイアンウッド/ドイの木/チョーの木/デーの木
【販売価格】
卸価格:hito.to小売価格の4割引程度
∟アイアンフレーム入りドア 3.3万-8.8万程度/他 小ぶりなモノやアイアン無しのモノは3千円-3.3万円程度
【卸販売での購入方法】
参加条件:個人の方の卸購入はできません
∟古物商やリサイクル業者の方/建材屋さん/建築設計関係の方など、ご商売での小売販売や業務利用を目的とされる方がご参加できます
購入条件:3.3万円以上のモノ3点以上
∟合計の卸価格が10万円程度
∟金額が満たない場合は小売価格にて販売
【購入方法】
∟卸販売可能日をご確認いただき、以下より来訪予約をお願いします
∟長野現地に来訪して必ず現物確認を行いご納得するモノをお選びください
∟基本的には購入したモノはお持ち帰りをお願いしておりますが、配送の希望があればご相談ください(別途費用がかかります)
【商品写真】
Googleドライブに商品写真をアップしておりますので、そちらからご覧ください。
Googleドライブへのリンク
(データの削除は行わないようにお願いいたします)
販売する場所:
∟旅する古物商-hito.to-倉庫
∟長野県塩尻市奈良井791 >>MAP 駐車場あり(無料)
卸販売可能日:
∟毎月第3水曜日から5日間開催している倉庫オープン日「\倉庫の日/」
来訪予約:
∟\倉庫の日/にいらっしゃる場合はご予約不要です。
業者の方で、\倉庫の日/以外のご来訪を希望の方はこちらのフォームをご記入お願いいたします
来訪予約フォーム
ご予約希望日に対応いたしかねる場合もございます。
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【ごあいさつとかアンティークドアのこと】
改めまして、旅する古物商-hito.to-店主たつみです。
「人と人とを旅したモノの物語」をテーマに、モノをとおして人とのご縁で生かされている田舎の古物商です。
100年間フランスの植民地だったベトナムには、数多くのフランス建築が残ります。2018年、ベトナムハノイにて。行き交うバイクと人々の喧騒に圧倒されたのが、ぼくのベトナム買付の始まりでした。
ぎゅうぎゅうに人とモノとバイクと車と飯が詰め込まれた旧市街の迷宮を彷徨って、街の空気に馴染んだ頃。目に入ってくるのは、古めかしい建物のバルコニーから垂れ下がるブーゲンビリアのピンクの花。
見渡すと、クリーム色の壁に緑の木製雨戸の建築物。鉄で囲まれたバルコニー。アールヌーボーな曲線美の階段手すり。
それらを街路樹や電線が覆い、排気ガスが全てをくすませている。
なんて美しくも雑多な景色だろう。
東南アジア亜熱帯、もしくはジャングルに開かれた街。そんな偏見に近いイメージしかなかったベトナムは、とてつもなく「生きる力」が溢れていて、他国との関係や干渉により築かれた「歴史と文化」が色鮮やかに刻まれているのです。
鉄フレームが埋め込まれた木製ドアも、緑の木製雨戸も、敷き詰められたオリエンタルな絵付けタイルたちも。
「これら、絶対にゴミになってるよね?!」なんてことを考えたら、、買い付けたくなったんです。
ベトナムバッチャン焼きやカゴバックを製造地を探し出してバイクで出向いて、言葉の通じない異国の地で買付を始めてから6年。ずっと古くて愛しいドアやアイアンフレームを探して周り、たくさんの人の力を借りて、、
この度6度目の買付旅にて念願だったアンティークドアをコンテナで日本に送ることができました。
フランス建築といっても、所詮はベトナム。そんなことを思われるかもしれません。材質はオークやウォールナットのような耳に馴染むモノでもありません。
それでも、ベトナム現地で切り出された木材は、高温多湿で雨が多いベトナムの気候でも腐り朽ちることのない頑丈で重厚な材質の扉です。ほとんどの扉が数ヶ月-数年間野晒しとなっていても、その姿を堂々と保っています。(買付をした建材屋の殆どが屋根のないところで扉を保管していた)
通称「アイアンウッド」と呼ばれているリムの木の扉は、とても重厚でオークやウォールナットよりも硬く強度があり、水への耐性が高いと言われています。フランスよりも多湿で雨の多い日本には、フランスモノよりベトナムモノの方が相性がいいかもしれません。
お店の顔となる入口ドアにも、内装の仕切りや壁にも、お庭の装飾にも、撮影の背景にも。既に数十年から100年近くの時間が物語るその存在感は、きっと人々の暮らしに豊かさをもたらすモノだと思っております。
ここまでお付き合いただきありがとうございます。
それぞれの生業をお持ちの多彩なみなさんにお逢いできること、とてもとても愉しみにしています。モノをとおして、人とのご縁が生まれる生業。いい仕事を選んだと自負しています。
ご足労いただき大変恐縮ですが、長野の宿場町にてお待ちしております。
紅葉が綺麗な時期ですので、長野の自然も併せてお愉しみ頂ければ幸いです。